日本の精神文化を破壊する大麻取締法という悪法 (船井幸雄)

[ 船井幸雄著『悪法!「大麻取締法」の真実』(ビジネス社)より ]

GHQの大きな役割は、日本が再び軍事国家として台頭しないよう、その牙を徹底的に削ぐことでした。あらゆる日本の伝統文化や思想がやり玉に挙げられていき、思想家の弾圧、焚書、歴史の改ざん、新聞や書籍の検閲などが行われました。
この結果、彼らが意図していたかどうかは別として、自らのアイデンティティを破壊されてよるべき国家観を失ったがゆえに、この国のシステムは伝統的な文化や遺産を破壊し尽くすまで走り続けるように、オートドライブ装置がセットされたようです。

日本の官僚機構は、河川や森林、海岸など日本の景観を物理的に破壊しています。GHQが日本の官僚機構にしかけたオートドライブ装置は、アメリカが去った後も黙々と働き続けました。
これが日本の郷土の面影を消し去り、愛国心や郷土愛を物理的に奪い去ることにつながったのだとしたら、精神的に日本の文化や歴史を葬り去ろうとしたのが大麻取締法の制定と言えます。
麻は古来より日本文化と深いかかわりがあり、とりわけ皇室や神社とは切っても切れない関係があります。

私の友人で、麻文化研究家として活躍する中山康直さんは、著書『麻ことのはなし』(2001年10月10日、評言社)で次のよう書いています。
『大麻は神社、仏閣のお鈴さんに使われたり、注連縄に使われたりして、神事的に何かを結びつげつけるには、必ず大麻の繊維が使われていました。
神社本殿のお鈴さんを振ることで、神様のお使いである鳥に合図を送り、そして、天に合図を送るのです。
鈴を吊るすのに大麻繊維を使うのは、麻が吊られているマツリの状態の意味をもちます。子供の頃、地元でお祭りがあると神社に御幣をもらいにいきました。
御幣とは先端に大麻繊維がついている榊で、それを持って、山車のところへ走って行き、山車の御神木に縛りつけて麻を吊り、祭りの安泰を約束したものです。』

天皇陛下が毎年の新年行事として行う新嘗祭には、アラタエという麻でできた衣裳を身にまといます。
また、伊勢神宮で使われるお札「御幣」は、麻を漉いた紙で作られており、その昔は麻の葉がそのまま使われていたそうです。
麻は非常に強い植物で、生育も早く、天に向かってまっすぐ伸びて行くことから、太陽の化身である天照大神を象徴するものであり、機れを祓う神聖な植物とされていました。
大東亜戦争が天皇の名のもとに行われ、神道と軍国化か結びついていると考えていたGHQは、国家神道の破壊を画策しました。その一環が、神道にとってなくてはならない大麻を使わせないことだったとも考えられます。

結果的に、大麻収締法の制定当時、政治家や行政官の中にもまだ良識のある人が残っていたようです。農家の生計を支えていた重要な麻産業を残すために、なんとか許可制を取り付け、従来どおり麻栽培を続けていけるよう取り計らい、根絶だけは免れました。
しかしいま、日本における麻産業は危機にひんしています。大麻の栽培は、地方自治体による許認可制になっています。一定の要件を満たしていれば認可が下りるはずなのに、新規の申請を認めない厚労省の方針によって、事実上の禁止に追い込まれている状況です。
GHQの画策によって、日本文化を破壊するためにしかけられた「大麻取締法」という罠が、アメリカが去ったあとも、思考停止に陥った人々によって盲目的に推進されていきました。
現在になり、石油時代の終焉が迫り、それに代わる新たな基盤として麻産業に注目が集まっています。
こうした動きの中で、日本だけが戦後の遺物を抱えたまま自縄自縛の状態に陥っているのです。
大麻取締法が当時のアメリカの都合によって押し付けられた法律であり、世界はもうすでに規制緩和・産業利用促進に向かっていることを行政機関が知らないはずはありません。

高樹沙耶はハレンチ犯罪の容疑者か?大麻をGHQが禁じた目的 -高山正之


麻あって日本あり~人生に欠かせなかった麻文化


「大麻」の真実
●大麻の無害性は、40年以上も前にWHOから報告されていた
●医学的に見て、大麻の無害性は周知の事実
●日本の薬物依存症患者の中で、大麻による健康被害は確認されていない
●海外における最近の研究では、大麻の薬効成分が多くの難病治療に役立つことが分かってきている

関連サイト
取り戻そう、日本の心を。-大麻の国、日本-
大麻を正しく考える国民会議